今年はなんだか映画を良く見た年でしたし、一般的に今年は当たり年と言われてるので自分が見たものの中でベスト10まとめてみました。


年末はこんな感じの記事をいくつかあげるつもりです。


1.君の名は。
 
これは言わずもがな。興行収入が現時点で歴代2位という爆発的人気になりました。
君の名は。に関してはほとんど賛否両論あまりなく、ちょっと少数の方が「感情移入できなかった」って言ってるくらいで、基本的に絶賛されてますよね。

僕も絶賛派。

僕は学生時代に自分で映像作っていたので新海誠監督の美しい映像はほんと好きなのです。
特にあの祠でお酒を飲んで倒れた後の映像。あそこが一番グッときました。
ストーリーうんぬんの前に映像美で圧倒的にヤラれたので、ちょっと「好き」の理由が特殊なのかな?そうでもないか?



2.オマールの壁

君の名は。見る前は「今年絶対これがNO.1、越える作品は絶対に現れない」とか思ってました。
それくらい良かった。

イスラエルによる占領下でのパレスチナの若者を描いた作品です。

ここで住む人の日常、そして恋愛なのですが、占領下の恋愛はかくも苦しいのか、、、恋愛漫画で良くあるような三角関係が社会情勢によって非常に複雑なものになっていきます。

ラストはとにかく衝撃。



3.シング・ストリート

『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりのうた』の監督である、ジョン・カーニー監督の作品。
僕は過去作品両方共見ていて、非常に好きな監督だったのでとても楽しみにしてました。

結果、過去作品の中でも最も良い作品でした。

ジョン・カーニー監督の作品って音のチョイスとか世界観がとても良いけど、男女間の恋愛とか人間関係はモヤモヤしたまま終わる事が多いんですが、この作品は最後が結構スキッとしていてとても良い。

そして、相変わらず音楽は素晴らしいの一言です。
いまだに頭で音が鳴っている。



4.FAKE

佐村河内守さんのドキュメンタリー映画です。
これはとにかく賛否両論だったろうし、それを狙った映画。

感想がとても難しいのですが、「真実」という事に関してとても考えさせられる映画です。
感想書くだけでネタバレになりそうなのであまり書かないですが、とてもオススメの映画。

見た人と感想言い合いたい。

ただの評論ドキュメンタリー映画だろ、と思って見ると良い意味で裏切られます。ラストは壮大なエンタメ映画なみの盛り上がりで締めくくられます。



5.この世界の片隅に

僕の前職サイバーエージェントのクラウドファンディングサービスMakuakeで資金を募って無事達成して公開された映画だったので、公開前から注目はしていました。

公開後の各SNS上でのコメントも絶賛の嵐で見てきました。

確かにこれはグッときました。戦争映画って結構悲しいものが多いのですが、これはとても淡々としていて日常の延長線上にあるものとして描かれています。それがより悲しみを生むのですが、、。

戦争映画ではないですが、戦時下の映画として『Life is Beautiful』がありますが、僕が歴代最も好きな映画はこれでして、Life is Beautifulと同じような感想をこの映画には感じました。
日常の延長線上に僕らの世代では感じられない非日常が続くからこそ心に残ります。


6. 怒り

スタート前は「ホモ映画?」くらいにしか思ってなかったのですが、絶賛の声をSNS上で良く聞いたので見ました。ちなみに原作は読んでません。

評判の声ほどには暗い気持ち、救いようのない気持ちにはならなかったのですが(そういう感情ではラース・フォン・トリアー監督の映画とかの方が100倍きつい)、とにかく日本精鋭の俳優陣が最高の演技を見せてくれる映画です。

物語の性質上しょうがないですが、映画でストーリー3つやると各ストーリーは少し荒くなるかな、と。演技派俳優ばかりだったので、もう少し濃く演技見たかったかな、とは思いました。でも名画です、これ。演技だけ見るためでも見て良い。


7.聖の青春

これ、僕が原作大好きでして、人生TOP10に入るレベルで好きな本なんですね。原作の方は10ページに1回くらい目頭熱くなる作品なんです。

で、映画も気になってみました。

結果、原作とは全く違った意味で楽しめた映画です。
「村山聖の人生」という色の濃い原作に比べ、映画は「村山vs羽生」になってます。で、特に羽生さん演じた東出さんの演技が素晴らしくて羽生さんそっくりなんですね。寄生獣で見た時の東出さんはあまり印象に残らなかったですが、こっちではすごい印象に残った。

エンタメ作品として面白い、でも原作の方が100倍良い、そんな感じ。


8.MR.DYNAMITE 

音楽好きなら気になるであろう本作品。ジェームス・ブラウンの伝記映画です。

やはりといえばやはりなんですが、偉大な人はだいたいそうなのか、ショーでの神がかったサービス精神と裏側での周りへの厳しい態度。その両面が描かれています。ジョブスにしろ、イーロン・マスクにしろ、偉大な人ってそういうとこ似てますよね。

メイシオ・パーカー、ブーツィー・コリンズなど著名人が大量に出てきますが、ミック・ジャガーのところは必見です。


9.シン・ゴジラ

あえて自分がここで感想書くまでも無いほど、世の中にはこの作品の論評が広がった作品ですね。
自分的には「普通に面白かったけど、ここまで絶賛されたのはなぜだろう?」と思いました。実際に絶賛していた友人数名に理由を聞いたのですが、すべてが、監督や映画配給会社、作り方、ゴジラの歴史など「作品の背景」への絶賛だったので、察しました。自分的には約120分の映像以外の事はあまり興味が沸かない性格なので、そこまで絶賛にいたらなかったのかなぁ、と。

まぁ、Netflixとかで出たらまた見たいですけどね。


10. Banksy Does New York 
 
Banksy好きだったので見てきました。
これは映画というより、この映画含めてBanksyのアートって感じかな。ただ、もちろん監督は別です。

謎に満ちているBanksyというアーティストですが、イメージしていた「著名ペインター」というのとはだいぶ違っていて、「大掛かりなアーティスト集団」ですね、これ。

今年はBanksyの正体がMASSIVE ATTACKの3Dなんじゃないかという噂とか(これは絶対ウソ)、去年も大規模な遊園地作品を残したり、話題に事欠かないですね。

もっと、作品の映像だけでなく、深掘りして金銭面を誰が援助しているかとかまで入り込めたら面白いんだろうけど、それはきっと難しいんだろうなぁ。 






今年はそんな感じでした。
こんな大当たり年は中々無いだろうなぁと思うけど、また来年も良い作品に出会いたいです。